どんな通話でも、一番大切なのはオーディオ品質です。オーディオがはっきりしなかったり、遅れたり、全く聞こえなくなったりすると、ユーザーの満足度が低下し、フラストレーションにつながります。Zoom Phoneが他の主要なクラウドテレフォニーソリューションと比較してどう優れているかを理解するため、ZoomはTestDevLabに独立評価の実施を委託しました。テストシナリオには、デスクトップおよびモバイルプラットフォーム全体のクリーンなネットワークや障害のあるネットワーク、輻輳イベント、パケットロス、ノイズの多い環境が含まれ、以下のプロバイダーが評価の対象となりました。
このレポートの調査結果は、2025年7月にTestDevLabが実施したテストの結果を反映したものです。
TestDevLab(TDL)は、モバイル、ウェブ、デスクトップアプリケーション向けのソフトウェアテストおよび品質保証サービスを提供し、カスタムテストツール開発も行なっています。ソフトウェアテストと品質保証を専門とする同社は、モバイルアプリのセキュリティ、バッテリー、およびデータ使用テストを目的とした高度なカスタムソリューションを開発しています。また、VoIPに加え、自動バックエンドAPI用の通信アプリと製品のビデオとオーディオに対する品質評価のほか、ウェブの負荷とパフォーマンスのテストも行っています。
TestDevLabチームは、ソフトウェアのテストと開発に重点的に取り組む、500人以上の経験豊富なエンジニアで構成されています。同社のテストエンジニアの大半は、国際ソフトウェアテスト資格認定委員会(ISTQB)の認定を取得しており、業界標準やサービス品質に従ったソフトウェアテストに関する高度な専門知識を提供しています。
通話品質を総合的に確認できるようにするため、TestDevLab(TDL)は、オーディオパフォーマンスとネットワーク使用率を対象とした、さまざまな指標を収集しました。各通話中に継続してサンプリングされたデータポイントは、分析目的で中央データセットに集約されました。
すべてのプラットフォームにおいて、すべての指標をキャプチャできたわけではありません。たとえば、macOSではCPUとメモリのデータを収集できましたが、モバイルクライアントでは収集できませんでした。TDLは、ベンダー間の比較可能性を確保しつつ、プラットフォームごとに収集された一連の指標を最大化しました。
Zoom Phoneのパフォーマンスを他のクラウドテレフォニーソリューションと比較し、総合的に確認できるようにするため、TestDevLab(TDL)は、代表的なデスクトップデバイスとモバイルデバイスを使用して、最も一般的な通話シナリオにわたるテストを実施しました。各テストは最新バージョンのアプリケーションで実行され、プラットフォームがさまざまな条件にどのように適応するかを測定するために意図的な障害が導入されました。
オーディオパフォーマンスを評価するため、実環境を再現するよう設計された、さまざまな制御されたネットワーク条件下で通話が行われました。
すべてのシナリオにわたって再現性を確保するため、テストは標準化されたプロセスに従って行われました。
Zoomは、すべてのプラットフォームとシナリオにおいて、一貫して優れたオーディオパフォーマンスを提供し、ネットワークが過剰な負荷や異常な条件下に置かれている状況でも明確な優位性を示しています。この調査における重要なポイントは以下のとおりです。




3. 輻輳状態でも安定した品質


macOS
すべてのアプリケーションが、安定したネットワーク条件下で優れたオーディオ品質を示しました。Zoomはオーディオの遅れが最も少なく、macOSユーザーにとって最も応答性の高いプラットフォームの一つとなりました。VISQOLの結果は概ねPOLQAと一致しましたが、WebexではVISQOLスコアがわずかに低くなりました。アプリ間のネットワーク使用量は、わずかな違いはあるものの、ほぼ一貫していました。8x8とDialpadでは送信側で使用する帯域幅がわずかに少なくなり、Webexではわずかに多くなりしました。
Android
ZoomもWebexも優れたオーディオ品質を維持しましたが、どちらもmacOSよりもオーディオの遅延が大きくなりました。Zoomは引き続きトップパフォーマーの1つであり、VISQOLの結果はPOLQAの傾向にほぼ追随しました。ネットワーク消費パターンはmacOSで見られるものと一致しました。
iOS
ここでもZoomは遅延が最も少ない優れたオーディオ品質を実証し、テストに使用されたAppleデバイス間で一貫したパフォーマンスが確認されました。他のアプリのパフォーマンスも良好で、ネットワーク使用量は他のプラットフォームと同様でした。



macOS
パケットロスが増加する間も、Zoomの素晴らしいオーディオ品質は確保され、ネットワーク状況が悪化するにつれてオーディオの遅延がわずかに大きくなるだけでした。MS Teamsでは10%のパケットロスでバッファリングが導入され、エンドツーエンドの遅延が大幅に増加しました。VISQOLの結果はPOLQAと相関しており、Zoomが優れたパフォーマンスを維持する傾向を裏付けています。
Android
Zoomはシナリオ全体を通じて高いオーディオ品質を維持しました。オーディオの遅延が少ないアプリもあったものの、その代償としてオーディオ品質が著しく低下しました。Zoomは、パケットロスが高い場合に受信側のネットワーク使用量を動的に増加させ、安定した通話パフォーマンスを維持しました。
iOS
Zoomは全体を通して最高のパフォーマンスがを維持しました。パケットロスの増加に伴い、オーディオの遅延はわずかに大きくなりましたが、MS Teamsなどの他のアプリでは、VISQOL指標に表れないものの、サンプルギャップが発生しました。



macOS
Zoomは、ネットワークが混雑しているときでも安定したオーディオ品質を維持し、遅延を抑えることに優れていました。Webexと8x8が最も大きな影響を受け、品質が著しく低下しましたが、他のプラットフォームは安定したパフォーマンスを維持しました。
Android
ここでもZoomは、輻輳状態における通話品質を維持しました。WebexとRingCentralではオーディオ品質が低下しましたが、オーディオ遅延の急増はすべてのアプリで同様でした。
iOS
Zoomのオーディオ品質は保たれましたが、WebexとRingCentralが最も影響を受けました。全体として、Zoomは混雑した状況下において、競合他社の中でエンドツーエンドのオーディオ遅延が最も少ないプラットフォームとなりました。



テストされたすべてのプラットフォームとシナリオにおいて、Zoomは一貫して素晴らしいオーディオパフォーマンスと信頼性の高い通話品質を実証しました。ベースライン条件下では、優れたPOLQAおよびVISQOLスコアを維持しながら、エンドツーエンドのオーディオ遅延を最低レベルまで抑えました。パケットロスの増加やネットワークの混雑など、困難なネットワーク状況下においても、Zoomはオーディオ品質を維持し、遅延を最小限に抑え、ネットワーク障害を効率的に処理することで、調査対象となった競合他社よりも優れたパフォーマンスを発揮しました。
全体的に、Zoomのパフォーマンスにおいては、その安定したオーディオ品質、低遅延、ネットワークと環境の課題に対する強靭な処理能力の組み合わせが強調されています。
主な強み:
Zoomのパフォーマンスは、ネットワーク条件が悪化しても質の高いオーディオをスムーズに提供する能力を実証しており、専門職や企業のコミュニケーションに最適なオプションとなっています。